若いカップルの会話

nakamurayoko2006-09-19


朝食:コーヒー
昼食:豚しゃぶサラダ、納豆、ごはん、味噌汁
夕食:焼鳥、冷や奴、アボガドと海老のサラダ、揚げ銀杏、冷酒(出羽桜桜花吟醸



今日は友達と焼き鳥屋さんで一杯。
今流行の和モダンなインテリア、暗めな照明、手頃な値段のお店で、20代と思われる若者達で賑わっておりました。
私たちの隣のテーブルのカップルも、聞こえてくる会話から2人とも20代前半。彼は赤茶色の髪に、破れたジーパン、右腕には大きな入れ墨(タットゥ?)をまるで隠すかのようにサポーターを巻き、彼女はやはり明るく染めた髪をし、デニムの単パンにブーツという、流行の洋服でキメてました。
この2人、まだ知り合って間もないらしく(どうやら2回目のデートらしい)、互いの身の上を話し始めたのですが、2人とも20代前半とは思えないほど波乱に満ちた人生で、なんだか悪いなと思いながらも、耳は2人の会話をキャッチしてしまうのでした。
なんでも彼女は両親が離婚し、お母さんは心の病を患い、彼女自身は3回中絶をしていると言う。
一方の彼は、20才の時に出来ちゃった結婚をしたものの離婚し、幼稚園に通う息子とは離れて暮らしているらしい。別れた奥さんには未練はないが「子供に責任はないのに。。。」と息子が気掛かりな様子。
互いの過去に思いをやり、ため息がちな2人だったのですが、そこで彼が一言。「でもさぁ、どんな過去があっても今まで会った人や今会ってる人達に『ありがとう』って言葉は必要だよ。だって『ありがとう』って言われて悪い気する人いないじゃん」
い〜こと言うね若者〜!
(思わず立ち上がって叫ぶところでした。)
過去にどんなことがあったにせよ、その気持ちがあれば、きっとこれからいいこともたくさんある!
2人のこれからをあたたかく見守りたい、姉のような気分になった夜なのでした。