練度の高い正直さ

最近、「言葉」や「コミュニケーション」について、たくさんの人の前でお話しをする機会があるので、
自分の気持ちや考えを相手にうまく伝えるにはどうしたらいいかしらん。。。
などと日々ツラツラと思いを巡らしていたところ、
今日ある方から『練度の高い正直さ』という言葉を教えてもらいました。
これは司馬遼太郎の本の中に書かれている言葉なのだそう。
「練度」という言葉は辞書に見当たらないので、おそらくは司馬遼太郎が独自に表現した言葉なのかもしれません。


たとえ相手がどんなに親しい間柄でも、心に浮かんだ言葉をそのまま口にすると、
時には、ややこしいことになったり、誤解を招く元になったりもします。
何か相手に言う前に(特に感情が高ぶっている時には)、
その言葉は、人を傷付けはしないか、自分の品格を落とす言葉ではないのか、口に出す前に、心の中でしっかりと練らなければならない。。。と。
むき出しの正直さは時には凶器にさえなる。。。と。

なるほど。。。いいこと言うなぁ。
私もふと口にした言葉で、もしかしたら相手が嫌な思いをしたのではと、後から心配になったり、反省したりなんてことが時々あります。


ヨシ!言葉を練ろう。。。
言葉が人格を作るってそういうことなのかも。