葛籠(つづら)

nakamurayoko2008-06-04


東京人形町の甘酒横丁(この名前大好き)につづら屋さんがあって、
前を通るたび気になっていたのですが、歴史を感じさせる店構えに何となく尻込みして、いつも素通りしておりました。


しかし、先日、父に誕生日に何が欲しいかと尋ねたところ、書類を入れる文庫がいいと言うので、それならつづらだ!ということになり、
今回はじめて店の中に足を踏み入れることが出来たのでした。


8畳ほどの店先に積み上げられた大小様々なつづら。。。
漆の匂いがプーンとしてきました。


つづらというと、舌切り雀の物語をどうしても思い出しますが、
おじいさんが雀からもらったつづらはあれくらいかしら、欲張りおばあさんがもらったつづらはたぶんあの大きいのだわ。。。などと想像がふくらみます。


少し緊張しながら奥にいる人影に声をかけると、とても気さくに対応してくれました。


A4サイズの文庫に家紋と父の名前を入れてもらうことにしました。
全部手作りなので、今日注文しても完成するのは2〜3ヶ月先。
今から出来上がりがとっても楽しみです。
次は自分用のつづらをお願いしに来ましょ!