地方の選挙は熱い

次の日曜日、私が住んでいる山梨の自治体で市長選挙と市議会議員選挙が行われます。
今も家の前を、「○○をよろしくお願いします!」 「○○を働かせてください!」 「○○は熱い男です!」
「農作業のみなさんご苦労さま!○○が皆さんのお役に立ちます!」(周りが田畑ばかりなので)
「中学生の生徒さん、お父さんお母さんに○○をよろしく言ってね〜!」(近くに中学校があるため)...などと言いながら、選挙カーが通りすぎて行きます。


東京などの都会の選挙に慣れてきた者には、この地方の選挙は非常に熱く目に映ります。


公示の何日も前から、町の中は選挙の話題で持ちきりだし、応援する候補者を支持するよう、親戚からは電話がかかってくるし、
応援する候補者が選挙カーで近くを通る時には、一家総出で家の前に出て手をふったり、
何日か前、熱が出て入院した叔母は「投票日の日曜日だけでも一時退院させろ」と主治医にかけあっています。。。。


候補者サイドも必死です。
そういえば、何年か前には、投票日近くなると、候補者の妻が裸足で涙を浮かべながら、支持を訴える。。。そんな光景もあったようです。


一方で、他の小さな自治体には、選挙前に、遊説もなければ、選挙カーもない。ポスターさえもほとんどない静か〜な町(村)もあるのだとか。
何でも、小さな町ゆえ候補者本人のことは、住民はもうよ〜く知っているし(子供の頃から知ってるという人も多い)、
票の流れはほぼ親類縁者のネットワークで決まっていくのだそう。。。
しかし、ここにも私達ヨソ者の目には静かだけれど、住民の中には確かに戦いがあるのでしょう。。。


さてさて、我が町で次の日曜日、市民のために「熱く」「働く」男は誰になるのか。。。