アンコールワットの夜明け。

アンコールワットの日の出だ〜

今日明日2日間はカンボジア一番の観光の町、シェムリアップに滞在。
そう、あのアンコールワットの町なのだ!
一度は見たいと思っていたアンコールワット!こんなに早く実現するとは思っていなかったよ〜 感激!
さすが世界中から観光客が集まるだけあって、豪華リゾートホテルが立ち並んでる。
プノンペンに比べて、他の日本人の姿もよく見るようになった。
アンコール遺跡は今、日本をはじめ、フランス、イタリア、中国、ドイツ、アメリカ、インド、スイスなどの国が
修復を行っている。
そのうち日本が行っているアンコールワット西参道の修復現場を見に行った。
900年前に信じられないくらい精密で高度な技術で造られた参道を、当時となるべく同じ技術と建材で再建していくと同時に
石工など現地カンボジア人の人材を育成するのが、この遺産修復の大きな目的だ。
ポルポト時代に殺されたカンボジア人は200万人とも300万人とも言われている。
この3年と数ヶ月の間、殺された人の中には、優れた技術をもった職人さんたちがたくさん含まれていた。
ポルポト時代の悲劇は単に多くの人の命が奪われたというだけではなくて、
カンボジアがそれまで築いてきた文化、伝統、技術、そして夢や希望すべてが失われてしまったことにもある。
今ようやく安定した時代を迎え、さあこれから復興、発展だと思っても、知識や技術を持つ人材がカンボジアの中にすっぽり抜けてしまっている。
西参道の修復のため、日本から腕のいい石工の職人が訪れ、カンボジアの人々を一から指導したというが、
石工は石を扱う力の要る仕事、まずは枝のように細い彼らの身体を丈夫につくることから指導をはじめたという。
アンコール遺跡の修復はいつ終わるともわからない息の長い作業、
この技術が今育ちつつあるカンボジアの職人さんたちを通じて、その次の世代、そしてまた次の世代と受け継がれていくことが大切なのだろう。。。