みんな無事かな。。。。。

ジャワ島中部地震から5日。亡くなった方は6000人を超えたとか。。。
私がジャワ島中部の村を訪ねたのは4年前。
村の大部分が砂糖椰子の樹液から作る黒砂糖で生計をたてていた。
泊めてもらった家は6人家族。お父さんと4人の息子と娘がひとり。
19歳のひとり娘ウフィの作ってくれた夕食の美味しかったこと。
台所では大きな鍋に茶色い液体が煮えていた。その日取った樹液を汁気がなくなるまで煮詰めていくのだそうだ。
ときおりかき混ぜながら3〜5時間かかる作業。
鍋の中をのぞきこんでいると、背後で演奏がはじまった。
末息子ノールの太鼓にあわせてお父さんが歌いだす。
すると他の息子達、そしていつの間に来ていたのか、隣に住むいとこのスブハンまでが手に手に太鼓をもって、鍋の前に集まってきた。
砂糖が出来上がるまでのインスタント音楽会。さすがに家族、楽譜なんてものはなくても息はぴったり。
言葉はまったく通じないので、単語帳を指差したり、絵を描いたり、身振り手振りの会話だったけれど、家族とのおしゃべりは夜遅くまで続いた。
本当に楽しかったナ。
翌朝、発つときに、長男のアセックが黒砂糖を2本手渡してくれた。後で聞けば、家庭で1日に作れる量はこの2本だけなのだそうだ。
贅沢なものなど何一つない、むしろつましい生活だけれど、家族みんなで力をあわせ、幸せそうに暮らす人々。
滞在中、そんな心あたたかい人々にたくさん出会った。ひとりひとりの顔を今でも思い出す。
今回の地震で被害にあわなかったろうか。。。。。安否はわかるだろうか。。。。
被害にあったインドネシアの人々に私が出来ることってなんだろう。。。。。