刀削麺（とうしょうめん） 中国

めっきり寒くなりました。
麺で暖まりたい季節到来です。

そんなわけで、昨日は東京赤坂に中国の刀削麺（とうしょうめん）を食べに行きました。

名前がすごいです。「刀で削る麺」です。

以前、テレビの紀行番組かなにかで見た覚えがあったので、
本場中国に行かねば食べられぬものと思っていましたが、
調べてみると、東京には結構この刀削麺が食べられるお店があって、さらに専門店まであって、びっくりです。

注文を受けると、厨房の寡黙なお兄さんが、スイーッスイーッと、板の上にのせられた生地を削りながら、
直接大きな鍋へと投入していきます（写真↑）。

一体どんな刀か、と思いながら厨房を見学すると、
刀というより、四角いヘラのような包丁です。

昨日は刀削麺の中でも一番オーソドックスな「マーラー刀削麺」を注文してみましたが、
出てきた刀削麺、スープはなんとも鮮やかな赤！
これまた真っ赤な唐辛子が1本まるごとスープの中を泳いでます。

しかし、覚悟して一口すすったスープは、思ったほどには辛くなく、むしろいろんなスパイスの香りがしてなんとも味わい深いのでした。

それにしても、この麺です。
きしめんを薄くしたような形をしていますが（写真ではわかりにくくてスミマセン）、
よくこんなにも薄く、しかも同じ形状にあの手早さで削れるものです。

厨房の寡黙なお兄さんブラボーです。